
マット・ヘイルズなる人物による、1人ユニット。
今まで何度かバンドとして活動していたが日の目を見ず、音楽活動を諦めかけたときにCMに提供した曲が大反響を呼び、前作の1stアルバムは10万枚のセールスを記録した。
そして今作が、彼が作った始めての2ndアルバムなる。
全編にスローで美しい曲が並ぶが、UK独特の美メロとは少し違う。
静寂に満ち、ピアノを主体とした肩に力の入らない自然体な楽曲。
何と言っても、メロディがいい。
17歳のときに60人編成の交響楽団の指揮をしていたと言うだけあって、ストリングスの被せ方も上手い。
その曲調からコールドプレイ、レディオヘッドなどと比較されるが、アクアラングの方がもっとシンプルで静寂。
または地味と言えるかもしれない。
"Brighter Than Sunshine" や "Easier To Lie" は名曲。
ビーチ・ボーイズを思わせるような "There's a Place" ...これが結構イイ...という曲もあるが、全編に似た雰囲気を感じるため、この次ぎとなると苦労しそうだが。
オススメ度(5点満点)
★★★

ニュー・ウェイヴやパンク、ガレージなどが溢れる今のUKシーンの中で、少し異色なバンドが登場してきた。
アルバム発売前から大きな話題となり、まったく音を聴いていないにもかかわらず期待していたアルバム。
ブルースに根ざしたストレートなギター・ロックを展開し、60年代にクリームやストーンズほか多くのバンドがブルースに憧れ、愛情を持って独自のブルースを追求していった姿にダブるところがある。
ブルースに傾倒した音といったが、ブルース一辺倒でもない。
ホワイト・ストライプスがブルースを解体し再構築したのに対し、22-20Sはストレートなロックン・ロールを追求している。
まずは、分厚くザラついた質感のリフをたたみかけてくる "Devil In Me" が圧巻。
ヘビーでハードな曲ばかりでなく、"Friends" のようなアコースティックな曲もイイ。
ブルースっぽい仕上がりのボーカルがイイ雰囲気を出しているし、ペダル・スティールだろうか、こんな音を出すバンドって最近ない。
"Baby Brings Bad News" や "The Things That Lovers Do" も大好きな曲だ。
とてもインパクトのあるアルバムで、こんなバンドこそアメリカで成功してほしい。
オススメ度(5点満点)
★★★★