
ガレージ・リバイバルというムーヴメントの火付け役として、いちシーンを築いたザ・ハイヴスの4年ぶりとなる3作目。
そのムーヴメントも一段落し、失速していくバンドが続く中、たんなる流行りモンではなかったことをこのアルバムで証明してみせた。
無駄なものをギリギリまでそぎ落とし、シンプルだがヘヴィーなロックン・ロールの初期衝動を、見事にわかりやすく示した前作とスタンスは何も変わっていない。
ここでも、相変わらずの“ハイヴス節”が炸裂している。
そしてハイヴスのもう一つの魅力でもある、あの“ダサカッコよさ”も、ますますパワーアップしている。
荒削りなストリングスを無理矢理放り込んだ "Diabolic Scheme" など、新たな試みとなるような曲もあるが、全編を通して疾走感を通り越したハイテンションな直球勝負のナンバーが続く。
超高速ハイテンションな "Abra Cadaver" や "No Pun Intended"、フックの効いた "Two-Thing Touch And Broken Bones" 。
シンプルでポップな "Dead Quote Olympics" など、楽曲の幅も広がっている。
サマーソニックで彼らを観てきたが、ミック・ジャガーを100倍ハイテンションにしたペレがめちゃ印象的だった。
そしてそのライヴは、トリのザ・ミュージックを軽く喰ってしまうほどの素晴らしさ。
最高だった。
オススメ度(5点満点)
★★★★☆

D.D.T. のヴォーカリストとして北九州を拠点にライヴ活動を行ない、29才でアコースティック・ギターを手に取り、路上にてライヴ活動を行なっている、ちえさんの6曲入りミニ・アルバム。
6月の終わりに彼女のライヴを観て、思いのほかよかったんでこのCDを買ってきた。
バラードからプロテスタント・ソングといえる攻撃的な曲まで、声とギターだけのシンプルな音が、実体験をもとにした歌詞とともにバンバン伝わってくる。
何よりも伸びのある声が、たんに“素人”では片付けられない何かがある。
ライヴを観た感想も入るが、カッコいいってのが正直な感想。
特に好きな曲は、"Pure Love" と "地球の毒に殺されて" 、そして "強い女 〜am I strong woman? 〜 "。
この "強い女 〜am I strong woman? 〜 " は最高にイイ。
心の内をさらけ出した歌詞を、抜群のメロディに乗せた傑作バラード。
この曲が入ってるだけでも、このCDを買ってよかった思ったくらい。
早くフル・アルバムってのを聴ける日を待っている。
オススメ度(5点満点)
★★★☆