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まさにブリット・ポップの火付け役。
オアシスとともに、いちシーンを築いたブラーの3rdアルバム。
タイトルや収録されている曲を見ればわかる通り、とてもロンドンを意識したアルバムで、イギリスで売れまくり、一躍ブラーをスターダムへ押し上げた。
このアルバムの発売当時は、"Girls & Boys" のようなピコピコした音や、あまりにもポップすぎる音が好きになれず、なかなか聴かなかったアルバムでもある。
アメリカのグランジやHIP HOP一辺倒だったため、このアルバムは受け入れることのできない軽さに感じたものだった。
しかし、強力なギターメロにモッズの新解釈をポップな楽曲に乗せ、曲ごとにいろんな表情を見せるこのアルバムは、少し気になるアルバムでもあった。
特に "End Of A Century" のような曲できけるデーモンの声や、シニカルな歌詞はブラーの魅力の一つで、オアシスよりもビートルズを強く感じるバンドだった。
"End Of A Century"、"Parklife" "To The End" など、いまだにブラーのベストソングはこのアルバムにある。
オススメ度(5点満点)
★★★☆

凄腕プロデューサーのネプチューンズに、2人の友人、シェイを加えたユニット。
ネプチューンズ自体はストーンズのリミックス盤 "Sympathy For The Devil" で始めて知ったのだが、アルバムを通して聴くのはこれが始めてだ。
このアルバムについて、やたらと“ロックっぽい”っという言葉が目についたから、どんなサウンドなのかと期待して聴いたが、なんか意外とソフト。
このアルバムでのバックは全てファレルとチャドの2人がこなし、たしかにギターもドラムも生の音がきこえるが、“ロック”っていう言葉にはピンとこないのも正直な感想。
とは言うものの、決して嫌いな音ではない。
彼らが生み出す独特のグルーヴ感はいい味を出していて、聴いていると自然と体が動きだす。
これはR&B側からのミクスチャーってな感じで、バックはもちろんのこと、ヴォーカルもハーモニーも綺麗にまとまていて、さすがは凄腕のプロデューサーと思える。
地を這うようなリフで、グイグイひっぱていく "Don't Worry About It" 。
サビに向けて、どんどん加速していく "Breakout" 。
ほのぼのとした口笛で始る70年代ソウル風の "Wonderful Place" など、聴きどころは多いが、「戦争には行かない」と歌う反戦歌 "Drill Sergeant" は、このアルバム中いちばんポップな曲でいちばん好きな曲。
このリズム感がたまらない。
オススメ度(5点満点)
★★★

なかなか邦楽を聴くことのなかったT.A.Frayが、今、一番ハマっている日本人アーティストが天野月子。
これは、彼女の3rdアルバムだ。
まだ2ndアルバムは未聴だが、1stアルバムよりは多少メタル色は後退し、打ち込みなども顔を見せるポップなアルバムに仕上がっている。
しかし、相変わらず80年代の臭いはプンプン臭う。
1stアルバムで気になった“林檎風”の歌い方も影をひそめ、より自然な歌い方になっている。
激しいメタルからポップソング、しっとりと聴かせるバラードからストリングスに乗せた詩まで、楽曲の幅も広がりいろいろな音が聴ける。
また、ことビジュアルに関しては「和風」にこだわるみたいで、"劔" "鮫" "恋" など、曲名がすべて漢字一文字というところにも、彼女のセンスの良さを感じることができる。
一番最初に耳をひいたのは、"恋"。
どこにでもあるような風景を、上手く切りとった極上のポップソングが楽しい。
歌詞を聴いてると、思わずニヤリとしてしまう。
オススメ度(5点満点)
★★★☆
長らくミュージシャンよりも女優として活躍していたが、'98年のホールのラスト・アルバム以来、実に6年ぶりにシーンに帰ってきた彼女の1stソロ・アルバム。
1曲目の "MONO" から、パンチの効いたコートニー節が炸裂する。
基本路線はホールのラスト・アルバムの延長線上にあるが、制作スタッフに元4ノン・ブロンズのリンダ・ペリーを迎えただけあって、楽曲はどれもクオリティが高く、ますます王道ロック色が色濃く出ている。
疾走感溢れるハードロックからしっとり聴かせるバラードまで、様々な表情を見せている。
ポップでパンキッシュな "BUT JULIAN, I'M A LITTLE BIT OLDER THAN YOU" や "HOLD ON TO ME" "SANSET STRIP" のようなスローな曲がいいが、なんと言っても、"NEVER GONNA BE THE SAME" がお気に入り。
こんな曲で聴ける彼女のハスキーな声は大好きだ。
オススメ度(5点満点)
★★★☆