前作「MORNING VIEW」でハマり、とても発売が楽しみだったインキュバスの3年ぶりのニュー・アルバム。
このアルバムでは、前作で顕著だったレイドバックした雰囲気は若干後退し、疾走感あふれる曲が多数収録されている。
彼ら独自のメロディ路線とヘヴィーなグルーヴは前作の延長線上にあるけれど、このアルバムではさらにスピードと音のブ厚さが増した感じ。
そんなアップテンポの曲のなかで、バラードの "SOUTHERN GIRL" や "HERE IN MY ROOM" が、なんかホっとさせてくれる。
インキュバスが大好きな一因に、ブランドンのヴォーカルってのが大きい。
彼のダイナミックなヴォーカルが、ホント好きなのである。
また、バンド・アンサンブルも際立っていて、前作からの成長の後を見ることができる。
多くのラウド・ロックバンドやミスクチャー・ロックバンドが失速していく中、独自色を明確に打ち出し、シーンを牽引するバンドに成長している。
このアルバムより、バンド結成時からのベーシスト、ダーク・ランスが脱退し、新たにベン・ケニーが加わった。
オススメ度(5点満点)
★★★

'02年に発売された、天野月子の1stアルバム。
久々に日本人アーティストを聴いたが、まさかここまでハマるとは...。
まず、この人を喰ったようなタイトルと、大きな月に十二一重のジャケットがとても印象的。
音の方は、荒っぽい言い方をすると、メタルちっくなバックに乗せて、とてもポップなメロディを、今の女性アーティストにありがちな“椎名林檎以降”の歌い方で歌ったロック。
こんな言い方をすると二番煎じに聞こえてしまうが、そこに目くじらを立てると彼女の本質を見のがしていまう。
聴いていくうちに気にならなくなったし...。
ただ、バラードは自然な歌い方をしているところもあり、少し歌い方に迷いがあるのかも。
"B.G. 〜Black Guitar+Berry Garden〜 "(これ、大のお気に入り)を始め、ポップセンス溢れる曲が並ぶが、そのバックは結構激しい。
ギターはギュインギュイン鳴ってるし、ベースも自己主張が激しい。
また、"BUTTER FINGER" には、ストーンズにディープ・パープル、ビートルズのフレーズも顔を出しているロックン・ロール。これも大好き。
80年代にメタルにハマったモンにとっては、ちょっぴり懐かしさも感じるたまらんアルバムだ。
オススメ度(5点満点)
★★★★