Heart Of Stone

if you can't rock me, nobody will.

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Hail to the Thief Hail to the Thief
Radiohead (2003/06/10)
EMI
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6月2日にレディオヘッドの新作「ヘイル・トゥ・ザ・シーフ」が発売された。
発売前から、その音は「ギターサウンド(バンドサウンド)に戻る」と言われ、大きな期待をもって発売を迎えられた。
以前のような「パブロ・ハニー」や「ザ・ベンツ」のような音に戻るんでは?って、かすかな期待も見事に裏切ってくれた今回の新作は、だいたい音楽雑誌では大絶賛、T.A.Frayの回りでは大不評となっている。
どうしてこんなに反応が違うのだろうか? 
スポンサーとの関係や、音楽業界のしがらみが無い分、後者の方がなんか素直に聞けそうやけど...。

アルバムごとに変化する彼らの姿勢...

RADIOHEADRADIOHEADベンツRADIOHEAD_OK

RADIOHEAD_KIDARADIOHEAD_AMNESIACRADIOHEAD_IMIGHT

レディオヘッドはこの新作で、7枚のアルバム(ライヴ・アルバムを含め)をリリースしている。
まず、初期のギターロック・アルバム 「パブロ・ハニー」と「ザ・ベンズ」。
そしてレディオヘッドの大きな転機となった 「OKコンピューター」。
大きくシフトチェンジした実験的作品 、「キッドA」と「アムニージャック」。
そして、ライヴ・アルバム「アイ・マイト・ビー・ロング(ライヴ・レコーディングズ)」。
たった7枚でこんなにサウンドが変化したバンドも珍しいと思う。

ある程度キャリアを重ねたバンドは、次に進むためにいろいろな試みを行ってきた。
自分達のルーツへの回帰。
サウンド・アプローチを変え、新たな道を目指す。
メンバーチェンジを行い、新たな空気でバンド内をリフレッシュする。
または、大いなるマンネリの道を進むバンドもいる。
明らかにレディオヘッドは、新たなサウンド・アプローチで新たな道を進んでいる。
この姿勢は、いつの時代もファンの賛否が別れるところ。
実際、レディオヘッドも賛否が別れている。
T.A.Frayは、こういった姿勢は大歓迎だ。
いつまでも過去の遺産の焼きまわしを続け、だんだんと失速していくよりかはずっといい。
レディオヘッドのこの姿勢に、意義を唱えるものはいないと思う。

T.A.Frayの周りの反応

ハッキリ言って、評判は良くない。
やっぱり「ザ・ベンツ」が一番という意見が圧倒的だ。
「レディオヘッドも終わった」という者もいる。
でも、ホントのところはなかなか全容が掴めず、戸惑っているのが本音なんだろうと思う。

「HAIL TO THE THIEF」は名盤か?

クロスビートT.A.Frayは音楽雑誌はあまり買わないが、唯一毎月購読しているのがクロスビート。
そのクロスビートでのレビューは大絶賛のオンパレードだった(7月号)。
抜粋してみると、「シャ−プな演奏力と世界最高のアイディアで、約1時間、別世界へと運んでくれる。聴いた後も躍動感がループしている」「美意識が横溢する、今の“語り部”としての音楽」「“最高傑作” “歴史的傑作” という言葉もためらい無く使っていいと思う」となどなど。
とにかく、音楽を聴いてモノを書く人たちからは大絶賛されている。
クロスビートでは各アルバムに、★1つの期待ハズレから、★★★★★の生涯の名作まで、5段階で評価をくだしている。
そして1人、その★★★★★を付けていた。
このライタ−にとっては生涯の名盤だそうだ。

本国イギリスで6月9日に発売され、全英チャートで初登場1位を獲得(『ミュージック・ウィーク』6月15日付)。
イギリスでは、発売翌日の時点ですでに、今年上半期のアルバムのなかで発売後1週間の最多売上げを記録することが確実と言われている(これはスゴイ!)。
また、日本のアルバム・チャートでは5位に初登場したあと、2週目には2位に上昇(オリコン6月16日付)。
レディオヘッドのアルバムのなかで日本での最高位を記録。
アメリカでは6月10日に発売され、全米チャートで3位に初登場(ビルボード誌6月28日付)と、今回の新作も世界中で大ヒットしている。

そんなに大ヒットしているアルバムが、T.A.Frayにとって名盤だろうか...?
T.A.Frayにとっての名盤は、5年・10年後、もしかしたら20年後にも聴いているようなもの。
また、そのアルバムを聴くと、その当時の自分が・風景がリアルに甦ってくるようなもの。
10年後には、「ザ・ベンツ」や「OKコンピューター」は聴いているかも知れない。
でも、「キッドA」以降の3作は多分聴いていないだろう。
発売当初はリアルで新鮮なアルバムかもしれないが(実際よく聴いている)、10年・20年後まで聴いているようなアルバムでは無いと思う(ただし、03年の6月末時点で。この後何が起きるか解んないからね。事実、長い間全然聴いてなかったアルバムが、いつの間にか愛聴盤になったこともあるから...)。
残念ながら「ヘイル・トゥ・ザ・シーフ」は、T.A.Frayにとって生涯の名盤どころか、レディオヘッドのアルバム・ベスト1ですらなかった。
今のところ「OKコンピューター」やね。

じゃぁ、「HAIL TO THE THIEF」は好き?嫌い?

これが微妙なんだ。
卑怯な言い方かもしれないが「好き」「嫌い」じゃあなくて、「好きじゃない」ってのがホントのところ。
けっして「嫌い」じゃないのだが、「好きじゃない」んだ。
まず、楽曲が単調に聴こえる。
そして暗い...。
レディオヘッドに限らず、電気的なアレンジにも飽きてきた。
なんやかんや言っても、ポップなものが好きなんだ...これは仕方ない。


ながながと雑文を書いてしまったが、あまりにも雑誌での評価と自分の感想が違ったために、自分の受けた感想を書いてみました。

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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽
posted at 22:39 | Column | TB(0) | CM(0)


THE KILLS
ロンドン出身のギタリスト"ホテル"と、フロリダ出身のシンガー"ヴィヴィ"のデビュ−アルバム。
今とても注目されているガレージ・リバイバルの中で登場したバンドだが、ザ・キルズはその中でもとても異色で個性的。

まず、サウンドは“もろ”ブルースやアメリカ南部の音。
それを、ザラザラとしたギター・リフでたたみかけてくる。
それが聴いていてとても心地いい。
よくあるブルースを意識したバンドと決定的に違うのは、ヴィヴィのヴォーカル・スタイルだろう。
ブルースのヴォーカルと言えばどうしてもマッチョになりがちだが(これは黒人の専売特許、マネできません)、徹底的にそうしたものを排除したヴェルヴェット・アンダーグランドにも通じる彼らのヴォーカル・スタイルが、とても洗練されて聴こえる。
いいわホント。

オススメ度(5点満点)
★★★★

posted at 22:24 | K | TB(0) | CM(0)

Hail to the Thief Hail to the Thief
Radiohead (2003/06/10)
EMI
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「キッドA」「アムニージアック」以降、再びバンドサウンドに戻ると言われ、かなりの期待をもって聴いたレディオヘッドの新作。
発売と同時に購入したのだが、ここにUPするのが今頃になったのは、このアルバムの全容をなかなか掴めずにいたから。

まず第一印象は、「あ〜、レディオヘッドも終わったなぁ〜、やっぱりこれで来たかぁ...」ってのが正直なところ。
前2作の様な楽曲を、ただバンドで演奏しただけやんってな感じ。
曲によっては、前2作のような電気的なアレンジ満載のもあるし...。
しかし、もともとこんなアレンジは嫌いではない。
じゃあ何故、あまりいい印象を受けなかったのか? 
楽曲の幅があまりなく、どれも同じように聴こえたからだろうか? 
多分これだなぁ。
ソングライティングに陰りが見えてきたのは、間違いなさそうだ。
陰りじゃなくても、退屈なのは確かだ。

ただ、最近の印象では..."2+2=5" や "セイル・トゥ・ザ・ムーン" "ゼア・ゼア" などは、結構気に入ってます。
何曲かはとても退屈な曲もあって、曲によって好き嫌いがハッキリ別れてますが。
ただ、聴き込んでいるうちに新たな発見もあり、最近はよく聴いてます。
しかし、誰もマネ出来そうにないアルバムを創ってしまうところは、さすがレディオヘッド...恐るべし。

オススメ度(5点満点)
★★★
posted at 23:25 | Q-R | TB(0) | CM(0)

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T.A.Fray

Author:T.A.Fray
Web Since:0107.08

ディスク・レヴューを中心としたサイトとして始めたものの、最近ではすっかり放置状態。もっぱら、ギターに関する記事が増えつつあります。しかし、なかなかギターが上達しないのが悩みwww
それでも、ひたすら好きな音楽を追いかけ続けるブログです ... たまに、何の関係もない記事アリ。

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