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T.A.Frayはいろんな音楽を聴いているが、基本的にブルースをルーツに持つ音が好きだ。
「ブルースが子供を産み、ロックン・ロールと名付けた...」そんな曲があるように、ロックン・ロールはブルースから生まれた音楽だ。
1940年代後半から50年代前半にかけて、ブルース歌手はギターの音をアンプを通し、増幅させていく。
そして、当時のポピュラー・ミュージックに大きな影響を与えていった。
そんな時代の代表的なブルース歌手に、このマディー・ウォーターズがいた。
底が見えないほど深く、止まっているのに等しいくらいスローなブルースは、初心者にはなかなか敷居の高い音楽だが、一度その凄さを知ってしまうと後には戻れない。
「オ〜〜、イェ〜」と、この声を聴くだけで鳥肌ものだ。
白人もブルースを歌うが、そんなものは足下にも及ばない深さとコクと味わいがある。
このアルバムはマディー・ウォーターズの代表的なアルバムで、当時シングルだった音源を集めたものだ。
今回、マディのベストに8曲追加され、しかもデジタル・リマスターされて再発された。
"ローリン・アンド・タンブリン" や "マニッシュ・ボーイ" 、 "ベイビー・プリーズ・ドン・ゴー" など、マディの代表曲が収録されたのはとてもうれしい。
改めてリマスター・ヴァージョンを聴くと、彼の偉大さを感じてしまう。
ブルースの入門編としても、いいアルバムだといえる。
オススメ度(5点満点)
★★★★★

ザ・ミュ−ジック待望のデビュー・アルバムの登場だ。
今まで2枚のEP(UKでは3枚)でかなりの期待をもって迎えたアルバムだが、その期待通りの凄いアルバムが出来上がった。
「ザ・ピープルEP」の時にもふれたが、この独特のグル−ヴ感、ダンス・ビートにまず目がいくが、実はブルースやカントリーの影響を強く感じる独特のサウンドは、とても新人らしからぬ音だ。
よくストーン・ローゼスの名前が引き合いに出されるが、ストーン・ローゼスの1stのグル−ヴ感と2ndの激しいギターリフを合わせ持ったサウンドは、今のUK陣には無い興奮を呼び起こす。
それとヴォーカルのロバートの声が体を突き動かしてくる。
"ザ・ダンス" で不敵にまくを開け、新たにレコーディングされた "テイク・ザ・ロング・ロード・アンド・ウォーク・イット" を経て5曲目の "フロート" への流れが圧巻。
「僕達はお客さんを踊らせたいだけなんだ」という彼等のコメント通りのアルバムだ。
オススメ度(5点満点)
★★★★

前作の大ヒットアルバム「パラシュート」は、未だに聴いたことがない。
なぜか当時は、コールドプレイは僕の視界に入ってこなかった。
衛星放送でよく流れていたのは憶えているが、CDを買って聴こうとまで思わなかった。
なぜか? 踊れるロック、ワクワクするようなロックを求めていたT.A.Frayにとって、バラード・バンドに少し抵抗があった。
そして、今度の新作だが・・・MTVで "イン・マイ・プレイス" を観た時、イントロのギターが鳴った瞬間に、「あっ、またか・・・」てのが本音。
しかし、MTVでくり返し流れてくるので、いつの間にか頭にメロディーが焼きついていた。
CDを買ってきて聴いてみると、完全にコールドプレイの世界にハマってしまった。
何と言っても、綺麗なメロディーの中に、せつない歌詞を乗せて全身に染みわたってくる。
どうしたらこんな悲しい歌詞が書けるんだ?
しかし、アルバム通して聴いても、暗さを感じることはない。
"サイエンティスト" はこのアルバムの中での一押し! またこのアルバムも、たくさん売れるんだろうなぁ。
オススメ度(5点満点)
★★★☆
プレイ・ボタンを押した瞬間から、ロックン・ロールの大洪水!
前作の複数のプロデュ−サ−陣を起用したリミックス・アルバムから一転して、ロック・ロールの原点に戻ったようなサウンドにワクワクさせられる。
今回のプロデューサーがストーンズ・ファンにはお馴染みの、スティーブ・ジョーダンって聞いてからある程度は予想していたが、まさかこんな一撃を食らうとは思ってもみなかった。
JSBXがオールド・スクールなロックン・ロールをやったからといって、ノスタルジックな回顧主義的にはならず、ロックの原点に一度戻ったって感じだ。
そのテンションの高さが実に潔い。
今度のアルバムにはヒップ・ホップもファンクもないけれど、とんでもないロックン・ロールを聴かせてくれる。
オススメ度(5点満点)
★★★☆
今さらながら、このアルバムを買って聴いてみた。
気にはなっていたが、ジム・オルークって知らなかったし、ソニック・ユース絡みでしか知らなかったから、いまいち手がのびなかった。
んで聴いてみると・・・思ったよりポップなアルバムだなぁっていうのが正直な感想。
それと以外といわゆる「ロック」なアルバムだと思った。
1曲目の "オール・ダウンヒル・フローム" は、イントロからグイグイと乗せていくギター・ロック。
ソニック・ユースのようなノイズを想像したいただけに、この音はちょっと意外だった。
一転して2曲目の "インシグニフィカンス" は、ピアノが印象的な、ちょっとアバンギャルド(?)なバラード。
別に何も新しいものはここには無いが、最近なかなか聴けなくなってきた「ロック」がここにはある。
オススメ度(5点満点)
★★★☆
1986年に発売された彼等の1stアルバム。
今のストロークスやホワイト・ストライプスみたく、UKでまず注目を集め本国アメリカで人気のでたバンド。
その音はシンプルなギター・リフと、ワイルドなロックンロールが特徴で、70年代前半のローリング・ストーンズやフェイセスのような泥臭い音が聴ける。
なんと言っても、ダン・ベアード(vo,g)の声がいい。
こう言っちゃ悪いが、どっから聴いても田舎モンのような声で、アメリカ南部の臭いがプンプンしている。
1曲目の "キープ・ユア・ハンズ" が大のお気に入り!
この曲からグイグイと乗せていってくれます。
それと3曲目の "バトルシップ・チェインズ" はリック・リチャーズ(g,vo)が歌う、サビとコーラスが印象的なロックンロール。
これもいい曲。
最後のロッド・スチュワートのカバー "エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー" も旨くカバーしている。
オススメ度(5点満点)
★★★☆