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大半がカラーズ・フラワーズの元メンバーという、バンド名を変えてのデビュー・アルバム。
サウンドは、ソウル&ファンク寄りのロックン・ロール。
グルーヴ感満載のロック・チューンからしなやかなバラードまで、「聴かせる」いいサウンドを持っている。
まぁ、隙き間産業的な発想だが、逆に新鮮で、まわりを見渡してもなかなか見つけることの出来ないスタイルは十分個性的だ。
まず、スティービー・ワンダーっぽい、のびのあるヴォーカルが印象的だ(特にバラード)。
この独特なヴォーカルとソウル、フュージョンっぽい曲も、グイグイと牽引するギターのリフとタイトなドラムで、彼ら独特のロックン・ロールに仕上げている。
特に2曲目の "ディス・ラヴ" と、4曲目の "シー・ウィル・ビー・ラヴド" は一度聴くとなかなか忘れられない曲。
オススメ度(5点満点)
★★★☆

デンマ−ク出身の4人組、MEWのデビュー・アルバム。
時には激しく時にはメランコリーに、なかなか予測不可能な曲の展開。
そして、なんと言っても中性的なヴォーカルがとても印象的で、まさに幻想的なアルバムだ。
音も、ギターにピアノにストリングスと何重にも重ねられているのに、とても鮮明な印象を受ける。
"アム・アイ・ライ? ノー" や "シンメトリー" などは、一度聴いただけで耳に残るいい曲だ。
"シンメトリ−" で歌うゲスト・ヴォーカルは、メンバーがチャットで知り合ったアメリカの14才の少女だとか。
中でもラストの "コンフォーティング・サウンズ" は圧巻。
今んところこの曲が一番のお気に入り。
どの曲もとてもデビュ−アルバムとは思えないほど、クオリティーは高い。
今、このアルバムをくり返しくり返し聴いている状態。
完全にハマっている。
オススメ度(5点満点)
★★★★

T.A.Frayはいろんな音楽を聴いているが、基本的にブルースをルーツに持つ音が好きだ。
「ブルースが子供を産み、ロックン・ロールと名付けた...」そんな曲があるように、ロックン・ロールはブルースから生まれた音楽だ。
1940年代後半から50年代前半にかけて、ブルース歌手はギターの音をアンプを通し、増幅させていく。
そして、当時のポピュラー・ミュージックに大きな影響を与えていった。
そんな時代の代表的なブルース歌手に、このマディー・ウォーターズがいた。
底が見えないほど深く、止まっているのに等しいくらいスローなブルースは、初心者にはなかなか敷居の高い音楽だが、一度その凄さを知ってしまうと後には戻れない。
「オ〜〜、イェ〜」と、この声を聴くだけで鳥肌ものだ。
白人もブルースを歌うが、そんなものは足下にも及ばない深さとコクと味わいがある。
このアルバムはマディー・ウォーターズの代表的なアルバムで、当時シングルだった音源を集めたものだ。
今回、マディのベストに8曲追加され、しかもデジタル・リマスターされて再発された。
"ローリン・アンド・タンブリン" や "マニッシュ・ボーイ" 、 "ベイビー・プリーズ・ドン・ゴー" など、マディの代表曲が収録されたのはとてもうれしい。
改めてリマスター・ヴァージョンを聴くと、彼の偉大さを感じてしまう。
ブルースの入門編としても、いいアルバムだといえる。
オススメ度(5点満点)
★★★★★

ザ・ミュ−ジック待望のデビュー・アルバムの登場だ。
今まで2枚のEP(UKでは3枚)でかなりの期待をもって迎えたアルバムだが、その期待通りの凄いアルバムが出来上がった。
「ザ・ピープルEP」の時にもふれたが、この独特のグル−ヴ感、ダンス・ビートにまず目がいくが、実はブルースやカントリーの影響を強く感じる独特のサウンドは、とても新人らしからぬ音だ。
よくストーン・ローゼスの名前が引き合いに出されるが、ストーン・ローゼスの1stのグル−ヴ感と2ndの激しいギターリフを合わせ持ったサウンドは、今のUK陣には無い興奮を呼び起こす。
それとヴォーカルのロバートの声が体を突き動かしてくる。
"ザ・ダンス" で不敵にまくを開け、新たにレコーディングされた "テイク・ザ・ロング・ロード・アンド・ウォーク・イット" を経て5曲目の "フロート" への流れが圧巻。
「僕達はお客さんを踊らせたいだけなんだ」という彼等のコメント通りのアルバムだ。
オススメ度(5点満点)
★★★★