
アルバムとしては約2年ぶりとなる4thアルバム。
SW風のマントに身を包み、まっすぐこちらを見据えているアルバム・ジャケットがとても印象的だ。
これまで以上にパワーアップし、サウンドも分厚くなった。
攻撃的なロックナンバーにどこか懐かしく感じる歌謡ロック、エモーショナルな抑揚のスローナンバーに、彼女の別な一面を感じることの出来る牧歌的な歌など、内容はとても多彩だ。
"Devil Flamingo" や "Joker Joe" は、つっこ流のハードロック・ナンバー。
短いインストに続いてなだれ込むこの2曲は貫禄さえ感じ圧巻だ。
ミディアム・スローな "Stone" や "1/2 〜a half〜" も、ハードロックなつっことは違う一面を感じることの出来る好きな曲だ。
しっとりとしたバラード "翡翠" など、これまでのアルバムより1曲1曲の完成度は高い。
しかし一番のお気に入りは "砂糖水" 。
小学校の音楽教室にあったオルガンのような音で始まる、どこか懐かしさを感じる牧歌的な3拍子の曲だ。
何がいいって、コーラスの「Hello?」がとても“萌”えなところ(笑)。
そして一番の萌えは "博士と孔雀" か!? 。
つっこ独特の世界観が一番うまく現れている、可愛らしい曲だ。
全体的にオーバープロデュースっていう感は否めないが、その分、音が厚くなった。
これが『Sharon Stones』より好きなアルバムになるとは思わなかった。
2005年の11月につっこのライヴを始めて観て以来、このアルバムはよく聴いている。
オススメ度(5点満点)
★★★★

なかなか邦楽を聴くことのなかったT.A.Frayが、今、一番ハマっている日本人アーティストが天野月子。
これは、彼女の3rdアルバムだ。
まだ2ndアルバムは未聴だが、1stアルバムよりは多少メタル色は後退し、打ち込みなども顔を見せるポップなアルバムに仕上がっている。
しかし、相変わらず80年代の臭いはプンプン臭う。
1stアルバムで気になった“林檎風”の歌い方も影をひそめ、より自然な歌い方になっている。
激しいメタルからポップソング、しっとりと聴かせるバラードからストリングスに乗せた詩まで、楽曲の幅も広がりいろいろな音が聴ける。
また、ことビジュアルに関しては「和風」にこだわるみたいで、"劔" "鮫" "恋" など、曲名がすべて漢字一文字というところにも、彼女のセンスの良さを感じることができる。
一番最初に耳をひいたのは、"恋"。
どこにでもあるような風景を、上手く切りとった極上のポップソングが楽しい。
歌詞を聴いてると、思わずニヤリとしてしまう。
オススメ度(5点満点)
★★★☆

'02年に発売された、天野月子の1stアルバム。
久々に日本人アーティストを聴いたが、まさかここまでハマるとは...。
まず、この人を喰ったようなタイトルと、大きな月に十二一重のジャケットがとても印象的。
音の方は、荒っぽい言い方をすると、メタルちっくなバックに乗せて、とてもポップなメロディを、今の女性アーティストにありがちな“椎名林檎以降”の歌い方で歌ったロック。
こんな言い方をすると二番煎じに聞こえてしまうが、そこに目くじらを立てると彼女の本質を見のがしていまう。
聴いていくうちに気にならなくなったし...。
ただ、バラードは自然な歌い方をしているところもあり、少し歌い方に迷いがあるのかも。
"B.G. 〜Black Guitar+Berry Garden〜 "(これ、大のお気に入り)を始め、ポップセンス溢れる曲が並ぶが、そのバックは結構激しい。
ギターはギュインギュイン鳴ってるし、ベースも自己主張が激しい。
また、"BUTTER FINGER" には、ストーンズにディープ・パープル、ビートルズのフレーズも顔を出しているロックン・ロール。これも大好き。
80年代にメタルにハマったモンにとっては、ちょっぴり懐かしさも感じるたまらんアルバムだ。
オススメ度(5点満点)
★★★★