
スピリチュアライズドって名前は知っていたけど、音の方は全然聴いたこと無かった。
しかし、これがめちゃめちゃイイ。
どこかエレクトリックでサイケっていうイメージしか無かったが、聴いてみるとそんなイメージを吹き飛ばすかのような攻撃的なパンキッシュな曲もあれば、ジャズやゴスペルちっくな曲、どこか懐かしい牧歌的な曲まで、独特の世界観を持つ。
ライヴ・レコーディングに近い状態でオーバーダブを極力さけただけあって、とてもライヴ感溢れるアルバムに仕上がっている。
個人的に一番気に入っているのが、パンキッシュな2曲に続く3曲目の "HOLD ON" 。
この溢れんばかりのノイズの後に、全く対極に位置するような牧歌的なカントリーちっくな曲はこのアルバムの最初のハイライト。
そして、ジャズのセッション風な "THE POWER AND THE GLORY" から、 "LORD LET IT RAIN ON ME" のゴスペルな曲へと続く流れは圧巻。
オススメ度(5点満点)
★★★★

「IS THIS IT」でシーンを大きく変えたストロークスの2作目で、個人的に最近一番楽しみにしていたアルバム。
ストロークス登場以降「ロック・リバイバル」などと呼ばれ一つのシーンを創ったが、その後登場してきた多くのバンドとは比べものにならないほどのメロディセンス、独自性、クオリティの高さを誇っている。
基本的に路線は前作と同じで、さらに一歩押し進めた傑作。
相変わらずギター、ベース、ドラムにヴォーカルのみで創られたアルバムだが、楽曲のクオリティは一段と上がっている。
アップテンポの曲からミドル、バラードまで幅が広がり、中にはキーボードの様に鳴るギターもあったりと、楽器の鳴らしかたにも工夫のあとが見られる。
これまでに聴いた印象では、 "AUTOMATIC" や "BETWEEN LOVE & HATE" のようなミドルテンポの曲がいい。
逆にバラードは少しイージーかなぁ。
もうひと工夫あっても良かったんでは? これじゃ、あまりにも60年代ぽく聴こえすぎる。
しかし、相変わらず曲の終わりは、フェードアウトじゃないのね。
あっという間の33分。
オススメ度(5点満点)
★★★★

日本デビュー前の彼らを、フジ・ロック'98で観てから5年。
今ではすっかりイギリスを代表するバンドへと成長した、ステレオフォニックスの4作目。
前作から自分達のルーツでもあるアメリカ南部指向へ方向転換を計り、今作でそれを見事なまでに自分達の音にしてしまった。
初期の性急なパワ−はすっかり影を潜めたが、ゴスペルちっくな女性バックヴォーカルを入れたりホーンを随所にちりばめたり、ルーズなギターの音といい、まるで王道アメリカン・ロックな音に仕上がったアルバムだ。
1stが大好きだったT.A.Frayにとっては、(これはこれでいい音なんだが)少しばかり残念なところも。
やっぱり1stのパワーは圧倒的だったから...。
ブラック・クロウズを思い出した。
しかし、ケリーの長髪はキショい。
似合わんなぁ〜。
オススメ度(5点満点)
★★★☆